対策案
(6)パリサイ人的クリスチャンに気をつけましょう。(続き)
(その20)で、教会の中ではパリサイ人的クリスチャンが立派に見えて、発言力があったりすると書きました。
ですが、数は少ないかも知れませんが、パリサイ人が作った決まり(パリサイ律法)から自由になったクリスチャンもいると思います。
パリサイ人的クリスチャンとパリサイ律法から自由になったクリスチャンの特徴を対比させて考えてみようと思います。
●パリサイ人的クリスチャンの特徴
信仰生活上の具体的目標、課題(人間的な発想)に向かって自分で努力する。
ノルマを設定する。
達成度により自分で自分を評価する。
常に自分にムチを打つ。
余裕がない。
自分の弱さは克服すべき対象。
ほかのクリスチャンの目が気になる。
ほかのクリスチャンからの評価が気になる。
●パリサイ律法から自由になったクリスチャンの特徴
のびのび。型にとらわれない。
他のクリスチャンの目を気にするよりは神様、イエス様に喜んでいただくことを目指す。それが喜び。
ほかのクリスチャンからの評価が悪くても気にしない。
自由
結果が不十分だったとしても、良くなかったとしても、自分にOKが出せる。
失敗を恐れない。大胆な発想。大胆に挑戦できる。
弱さを受け入れる。賜物を大胆に使っていく。
私は、後者のパリサイ律法から自由になったクリスチャンになりたいと思っています。
二元論的に書きましたが、実際のクリスチャンは前者か後者かに明確に二分されるようなものではなく、様々な割合で前者の性質と後者の性質を合わせ持っていたりするのでしょう。前者でも後者でもないという人もあると思います。
一つの教会の中には、いろいろなクリスチャン、いろいろな段階のクリスチャンがいます。
多様性があるけれども全体として調和しているというのが、神様の好まれるあり方です。(2018/7/5 毎日が大吉です。(その9))
クリスチャンという点では共通でも、その信仰の中身を詳しく見ると、みんな違っているのだと思います。
同じ境遇、環境に置かれたとしても、クリスチャンAさんとクリスチャンBさんではそれぞれの信仰の結果、出てくる行動はまったく違うものとなることでしょう。
それぞれのクリスチャンが、各自の信仰を持って神様を信じ、従っていこうとしているのです。ですので、AさんがBさんに向かって、「あなたの信仰はおかしい。」ということはできません。それぞれのクリスチャンの信仰を、神様は喜ばれて、用いようとされているのですから。
いろいろな信仰があっていいのだと思うのですが、ただ、「あなたの信仰は間違っている。」と人をさばいてしまうのは、少し困りものです。
お互い、相手の信仰を受け入れ、尊重できるようになるといいと思います。
日浅さん、若葉さん、教会の中には同じクリスチャンとは言ってもいろいろな信仰を持っている人がいると知っておかれるといいと思います。
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