診療、看護、介護に生かす聖書の人間観(その21)

<神の価値観、人間の価値観(3)>

 〜〜神様は、心、動機、過程を評価される。〜〜

2018/12/29 診療、看護、介護に生かす聖書の人間観(その20)

 では、人がほかの人を評価するときには、行動やその結果など、目に見えるもので評価すると書きました。
 ですが、神様が私たちを評価される時には、何を見られるのでしょうか。神様は人をどのように評価されるのでしょうか。

 に書きましたが、神様は、私たちの心の中をすべてご存知です。
 それに対して、人はほかの人の心の中を見ることも知ることもできません。

 私たちが行動を起こす時、何らかのきっかけ、目的、動機があるのですが、ほかの人はそれを正確に知ることはできません。

 良い動機で、良かれと思ってやったことでも、あまりうまくいかなかったりとか、悪い結果に終わってしまうことがあります。
 こんな時、人はあなたのことを良く評価しない場合が多いでしょう。
 でも、神様は、あなたの良い動機をご存知です。
 あなたのことを正しく評価してくださり、喜んでくださるのです。
 神様は、私たちのほんのささやかな、神様に喜んでいただきたい、人に喜んでもらいたい、人の役に立ちたいなどの思いを高く評価してくださるのです。
 何の行動もできなくても、そのような思いだけでも、神様は喜んでくださるのです。

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