趣味としてのパソコン (Linux)

 私はノートパソコン派です。
 パソコンって、進歩のスピードが速いので、時間がたつとすぐ古くなります。故障することもあるし、時々買い換えることになります。そんな時デスクトップのパソコンだと、なんか処分するのがめんどうなんですよね。
 そんなわけで、私はいつもノートパソコンです。Yahoo オークションで、型落ちのものを発売時の値段の 10〜20% ぐらいの金額で買ってました。
 マッキントッシュは洗練されている感じでかっこいいのですが、中を自分でいじれない感じが強くて好きになれませんでした。なので、私の買うのはいつも DOS/V でした。
 OSはと言うと、最初の頃は MS-DOS でした。Windows 3.1 はほとんど使ったことはなくて、その次は Windows 95 でした。その後、Windows Me のころまで、ずっと Microsoft の Windows を使っていました。
 15年ぐらい前に勤めていた病院の同僚の医師に「Microsoft の製品なんか使ってたらだめですよ。裏で何をされてるかわかりませんよ。」と言われました。ユーザーの情報を Microsoft が勝手に集めて、何に利用されるかわからないというのです。その先生が使っていたのが Linux(リナックス)でした。
 面白そうだと思って、Linux を使い始めました。
 Windows ではソースコードは公開されていませんが、Linux はオープンソースです。
 Windows はブラックボックスで Linux はガラス張りです。中身はすべて見ることができます。
 Windows では中で何が行われているかわからないし、情報が抜き取られて、どこかに送られていてもわかりません。ですが、Linux ではガラス張りなので、悪意のある人が何か悪い仕掛けを仕込むことはできません。
 Windows は値段が高いのですが、Linux は無料です。
 私が Windows を使っていた頃には、ハードウェアにかけるのと同じぐらいの金額をソフトウェアにもかけるものだと誰かが言っていて、そんなものなのかなと思っていたのですが、Linux を使うようになってからは、ソフトウェアには原則的にはお金をかけないようになりました。
 Windows だとウイルス対策が必須ですが、Linux だと、OS のアップデートやセキュリティー関係の設定をきちんとしていれば、ウイルスの心配はほぼありません。

 ということで私は Linux 歴、約15年です。原則 Windows は使いません。

 Linux にも種類がいくつかあります。最初は Vine Linux、次は Plamo Linux を使っていたのですが、10年以上前から、実用性、信頼性、安全性が高く、使いやすい Debian Linux を使っています。
 Linux はカスタマイズの自由度が非常に高いです。いろいろ試して好みの環境を作っていくことができます。
 私が今、特に気にいっているのが、awesome という window manager です。パソコンで作業をする時にいくつかのソフトを立ち上げることがあると思いますが、この window manager は、タイリングウインドウマネージャーと言って、作業中のウインドウをタイルのように並べて、画面全体にすき間なく自動的に並べてくれるのです。ウインドウの配置やリサイズを自動的にやってくれるので、ウインドウの裏に別のウインドウが隠れてしまうことがありません。画面のスペースを無駄なく全部使えるので、とても快適です。

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