教会の中の人間関係で傷つけられないために(その17)

 今日は「日浅さんや若葉さんが教会で傷つけられるいろいろなパターン」の続きです。

(3)先輩クリスチャンからのねたみ

 一般の会社でも、自分よりも優秀な部下がいることが許せない上司がいると思います。
 教会でも、このパターンがあります。

 神様は、すべての人、一人ひとりに、それぞれ違った長所を与えておられます。なので、日浅さんや若葉さんが教会ですばらしい能力を発揮することがあります。そして、人から称賛されたりします。すると、その近くにいる先輩クリスチャンが、それをねたんで、遠ざけようとしたり、いじわるをしたりすることがあるのです。せっかく、神様がすばらしい賜物を持った人を教会に導かれたのに、その先輩クリスチャンのせいで、その日浅さん、若葉さんがつぶされてしまうことがあるのです。悲しく残念な現実です。

(4)文化の違い、性格、考え方の違いによって、排除の対象となってしまう

 人が違えば、親も違うし、育ってきた環境も違うし、今まで体験してきたことも違います。だから人が違えば、物事の考え方、感じ方、気持ちの表し方、しゃべり方、行動のしかたが違うのは当たり前です。すべての人は一人ひとり、違った文化を持っているとも言えるでしょう。
 比較的、似通っている文化を持った人の集まりであれば、各自の持っている文化の違いを意識することは少ないでしょう。
 ですが、生きていると、時々、違和感を感じる人と出会うことがあります。この状況であれば、当然こういうふうに行動するだろうと思っているのに、実際には意外な行動をしたり、自分が望まないような行動をしてくる人がいるわけです。これは、その人が悪いのではなくて、私は、文化の違いのせいなのだと思うのです。
 普通、人間は異質なもの、異文化を持つものを排除しようとするものです。
 社会や組織の成熟度は、どれほどの異文化を持つ人でも受け入れることができるか、でも測れるのではないかと思います。

 教会という小さいグループの中でも、このような異文化との遭遇が起こります。日若さんや若葉さんが、こういう異文化を持っている人だったりした場合は、意識的にか、無意識にか、受け入れてもらえず、結局はじき出されてしまうことがあります。


日浅さん: 教会に足を踏み入れてまだ日が浅い人
若葉さん:クリスチャンになって、あまり月日がたっていない若葉マーククリスチャン

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