診療、看護、介護に生かす聖書の人間観(その7)
に書きましたが、神様は、すべての人に優れたところ、得意なことと弱いところ、苦手なところを与えられました。
人は、多くの場合、自分の弱いところ、苦手なことのために思い悩み、落ち込んでしまうように思います。なんとか、がんばって、せめて人並みのことができるようにと努力します。
苦手科目を克服しようとするような状態です。
ですが、苦手科目を克服するのは、あまり簡単ではありません。
取り組んでいてもあまり面白くないし、楽しくないし、なかなか成績は伸びません。
私は思います。
苦手科目は放置していいのではないでしょうか。
苦手科目克服のためにつらい努力を続けるよりは、自分の得意なこと、好きなことに楽しみながら取り組んで、神様が与えてくださった自分の優れたところをますます伸ばしていくようにするのです。
得意科目をますます伸ばすようにするという状態です。
好きなこと、得意なことに取り組むので、楽しく、成果も上がりやすいのです。
自分の優れたところをさらに伸ばして、神様やほかの人のために使っていくことを、神様は私たちに期待されているのだと思いますし、そのような生き方をする時に、私たちはさらに幸せになれるのだと思います。
たぶん、得意科目をどんどん伸ばせば、気づかないうちに苦手科目も自然に小さくなったり、問題にならなくなっているのではないかと思います。
うつむいて、自分の影ばかり見て、悩んでいても、進歩はありません。
そうではなくて、前を向いて、上を向いて、進んでいきましょう。
神様から与えられている優れたところを、喜んで、感謝して、歩いていくのです。そうする時に、神様は、私たちを素晴らしく成長させてくださるのだと思います。
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