診療、看護、介護に生かす聖書の人間観(その9)

<すべての人は罪人(1)>

 〜〜罪の起源〜〜

 聖書にはすべての人は罪人(つみびと)であると書かれています。

 最初の人間であるアダムとエバはエデンの園で暮らしていました。
 神様は、アダムに対して言われました。

創世記
2章
16,神である主は人に命じて仰せられた。「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。
17,しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」

 ところが、アダムとエバは蛇に善悪の知識の木の実を食べるようにそそのかされました。蛇の背後には悪魔が働いていました。

創世記
3章
4,そこで、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。
5,あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」

 アダムとエバは、神様の言葉を信じて従うよりは、悪魔のささやきや、自分の主観を信じて、神様の言葉に背いてしまったのです。

創世記
3章
6,そこで女が見ると、その木は、まことに食べるのに良く、目に慕わしく、賢くするというその木はいかにも好ましかった。それで女はその実を取って食べ、いっしょにいた夫にも与えたので、夫も食べた。

 こうしてアダムとエバは、そろってその実を食べてしまいました。
 これが人間の罪の始まりです。
 これ以来、代々、すべての人は生まれながらに神様に背くこととなってしまったのです。
 すべての人は、神様の言葉を信じて従うよりは、悪魔のささやきの方に耳を傾けてしまいやすいし、自分の主観に従って行動してしまいやすいのです。

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