教会の中の人間関係で傷つけられないために(その5)

 今日は(その4)の続きです。

<牧師とのトラブルの例>

 性犯罪ほど深刻ではなくても、いろいろなトラブルが教会員と牧師との間で起こる可能性があります。

●パワハラ

 一般社会で見られるようなパワハラが教会内でも起こります。
 (その2)で書いた私の経験した教会でもこんなことがありました。
 牧師と信徒の間には絶対的な強者、弱者関係があるので、パワハラが起こりやすいと言えます。
 あからさまな肉体的な暴力は、さすがに教会内ではあまりないかも知れませんが、精神的な暴力、抑圧は珍しくないように思います。
 牧師として指導をしているつもりの場合もあるかも知れませんが、度を過ぎた言葉による暴力により、精神的にダメージを受け、自尊心を傷つけられることがあります。過大な仕事を押し付けられたりとか、教会内の人間関係を操作されて追いつめられることもあります。
 当然、こんな状況の中では、希望、喜び、平安、安心を感じることはできません。いつもせき立てられて、不安、恐れ、ストレス、悲しみ、疲労で満たされます。
 教会の中にいるのに、神様を信じて仕えようとしているのに、希望も喜びも平安も感じられないとしたら、何かがおかしいと思った方がいいでしょう。

●悩みに取り合ってくれない。助けてくれない。寄り添ってくれない。

 いろいろな悩みがあって、それを牧師に相談する場合があると思います。でも、その悩みを理解してくれなかったり、聞こうとさえしてくれない場合もあるかも知れません。牧師の人間性の問題があるのかも知れません。人の悩みを聞くというスキルさえ持ち合わせていないのかも知れません。
 牧師に相談すれば、きっといい助言をしてくれて、祈ってくれて、助けてくれると思っていた場合、期待はずれに、深く失望してしまうかも知れません。

●えこひいき

 牧師がえこひいきをしたり、しているように見えることがあります。

●なんとなく合わない。

 牧師も人間です。相性がいい場合もあれば、悪い場合もあります。
 ほかのみんなは牧師と相性が良くてうまくやっているように見えるのに、自分だけなんとなくうまくいかないという場合もあるのです。

(続く)

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