人をさばいてはいけません。(その10)

<神様は、人を赦したくて赦したくてしかたがない。>

 神様は、人を赦したくて赦したくてしかたがない方なのだと思うのです。
 人が罪を犯して滅んでしまうとしても、それは自業自得なのだからしかたがないと思うのが、人間にとっての普通の考え方でしょう。ですが、神様の考え方は違っていました。
 なんとしても、人間が滅んでしまうことがないようにしたいと考えられました。
 だからこそ自分のひとりごイエス・キリストをこの世に送られたのです。
 キリストは当時の人々に拒絶され、十字架にかけられ、処刑されました。
 このキリストの十字架は、自分の罪のためだったと神様の前に認めて、神様に従いたいと表明するだけで、罪を帳消しにするという方法を用意してくださったのです。
 救われる(=罪を帳消しにされる)ためには、何の行動も必要ないのです。
 自分には罪があると認めて、神様に従いたいと神様に対して表明する。このことは自分の心の中だけでできます。それも一瞬でできてしまうのです。
 ここまで譲歩してくださるのですかと言いたくなるほど、簡単な方法を神様は用意してくださったのです。
 長期間に渡る難行、苦行も、何の修行も必要ありません。

 決して、神様は人の罪の一つ一つをあばき出して、それを罰せずにはおかないというような方ではなく、なんとかして、その罪を赦したいと考えてくださる方なのです。

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