診療、看護、介護に生かす聖書の人間観(その33)

<成長について(5)>

 〜〜そもそも成長とはどんなことか〜〜
  ●周りの人に対する姿勢、行動

 「成長」について考えてきていますが、そもそも、成長するとはどんなふうになることなのでしょうか。
 周りの人に対する姿勢、行動としては、以下のようなものがあげられるでしょう。

 ・一言で言えば「愛」。
   聖書の中に次の文章があります。
   結婚式とかで読まれることも多い箇所です。

コリント人への手紙 第一
13章
4,愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。
5,礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、
6,不正を喜ばずに真理を喜びます。
7,すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。
8,愛は決して絶えることがありません。

13,こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。

  私たちは、なかなか聖書が教えるこのような愛を持つことができませんが、このような愛の境地に近づいていくことが成長と言えるでしょう。

2018/7/5 毎日が大吉です。(その9)
 に書きましたが、以下のような姿勢、行動に近づいていくことも成長と言えます。

 ・喜ぶ人と共に喜んだり、泣く人と共に泣く
 ・苦しんでいる人、悲しんでいる人に共感できるようになる。
 ・愛し合い、仕え合い、支え合い、励まし合う
 ・謙遜になる。
 ・絆が強くなる。
 ・周りの人に勇気、生きる力、希望、感動を与えるようになる。
 ・周りの人の愛を知る。
 ・周りの人の違いや多様性を尊重できるようになる。
   - 多様なメンバーがいることを認める。受け入れる。尊重する。
   - どのメンバーも大切。必要ないメンバーはいない。
   - 分裂しない。
   - いたわりあう。
   - もし一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、もし一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶ。

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