※初代ブログで2018年5月8日にアップした記事です。
私が院長をしているこひつじクリニックは訪問診療を中心に行っているクリニックです。
元気な人なら自分で歩いて医者にかかればいいのですが、高齢になったり、病気のために体力が落ちてくると自分一人で通院することが難しくなります。そういう方は、訪問診療を受けることができます。体が弱って、家から出られなくなっても医療の恩恵にあずかることができるのです。
私の訪問診療の患者さまにクリスチャンの方がおられます。
昔は日曜日に教会の礼拝に行ってたんだけど、年をとって、体が弱って、行けなくなっちゃったと言われます。
私はある時気付きました。
体が弱って医者に通えなくなっても、医者が家に訪問してくれて医療を受けることができる。
それと同じように、体が弱って教会に通えなくなっても、牧師や教会の仲間が家に訪問してくれれば、家で礼拝できて、信仰が養われるんじゃないかと。名付けて「訪問礼拝」です。
定期的に家庭集会を開くとなると、けっこうその家庭の負担が重く、覚悟が必要で、ハードルが高いように思うのですが、訪問礼拝であれば、訪問する方もされる方もわりと気軽にできるのではないかと思うのです。
どこの教会でも、リタイアして時間を持て余している高齢のクリスチャンがたくさんおられると思います。そういう方々に呼びかけて、家から出られなくてさびしい思いをしているクリスチャンのところに定期的に訪問して礼拝するのです。訪問される方も、する方も信仰が活性化されて、教会の活性化にもつながると思います。
訪問診療は病状に応じて月に1回とか2回とか定期的に訪問します。訪問礼拝もその程度の頻度であれば、無理なくできるのではないかと思います。
私自身も、時間が合えば訪問礼拝に参加したいと思っています。
みなさんの教会でも、ぜひ一度「訪問礼拝」を検討してみてください。
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