ある患者様が大雨のため避難されました。

　昨日、大雨でした。
　こひつじクリニックのある猪名川町はわりと雨の強い地域だったのですが、うちのクリニックは軽い高台にあるので、業務上には特に問題はなく通常の診療ができました。

　昨日午後、予定の訪問診療で回った患者様が、その４時間後ぐらいに避難勧告が出て、避難所に移られました。
　この患者様の家の横を川が流れています。ふだんは家の立っているところの１０メートルぐらい下に水面があるのですが、今日見てみるとあと２〜３メートルぐらいのところまで水面が上がってきていました。ふだんは川をのぞき込むぐらいでないと水面が見えないのですが、今日は離れたところからでも激しい濁流が見えました。この時は、まだ避難まではしなくてもいいだろうと思ったのですが、避難というものは、早めにするほうがいいですよね。何かが起こってからだと、悔やんでも悔やみきれません。

　健常な人が避難生活を送るのも、もちろん大変なことですが、病気や障がいのある方が、避難を強いられるのは、なおさら、本人も家族も大変だと思います。
　私にできるのは、ほんのわずかなことですが、何かお手伝いできることがあるのならさせていただきたいと思っています。

　避難所で生活されている方で、健康上の問題があったりして、往診を希望される場合はご相談ください。可能な限り対応させていただきます。