<質問するスキル(2)>
〜〜オープン型質問〜〜
クローズ型質問は「はい」「いいえ」で答えが終了してしまうものを言います。
それに対して、オープン型質問とは「はい」「いいえ」では答えられないものです。
●クローズ型質問の例
「その後、変わりありませんか?」
「気分はいいですか?」
「熱はありますか?」
「痛みは感じますか?」
「夜眠れましたか?」
これらの質問に対しては、「はい」または「いいえ」で答えが終了して、会話がそこから広がっていきません。
●これらの質問をオープン型質問に言い換えると
「その後、いかがですか?」
「気分はどんな感じですか?」
「熱の具合はどうでしょうか?」
「痛みの具合は、どんな感じですか?」
「睡眠の状態はいかがでしょう?」
こんなふうに質問されると、自分の言葉で、状態を説明せざるを得なくなります。
クローズ型質問をすると、「はい」か「いいえ」だけの言葉しか返ってこないのに
オープン型質問をすると、はるかに多くの言葉を引き出すことができるのです。
上記の例は、医療現場での質問の例ですが、一般の人の会話でも同様で、応用可能です。
コーチングではオープン型質問が、非常に重要な役割を担うのですが、
クローズ型質問が有用な場面もあります。
会話がまだ弾んでいない導入部であったり、会話がうまく進んでいかないような時には、「はい」「いいえ」だけで答えられるクローズ型質問のおかげで、会話が動き出すきっかけや、はずみになったりするのです。
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