診療、看護、介護に生かす聖書の人間観(その7)

<人間は神様に創造された。(6)>
〜〜神様はどのように私たちを造られたのでしょうか。〜〜

(3)どの人にも強さと弱さを与えられた。

 で、神様は一人ひとりを違った存在として造られたと書きました。
 神様はそれぞれの人に、得意なこと、優れた部分を造られました。
 運動能力の優れた人もいるし、知的な作業の得意な人もいます。人間関係において優れた性質を持っている人もいます。
 神様から、得意なこと、優れた部分を与えられていない人は誰もいません。
 私には何の取り柄もないと思う人がおられるかも知れませんが、それは、自分の良さをまだ知らないか、過小評価して、それを埋もれさせているだけなのです。

 神様は、一人ひとりに得意なこと、優れた部分を与えられているのですが、それだけでなく、一人ひとりにもれなく、苦手なこと、弱い部分も与えておられます。

に書きましたが、人によって、いろいろな弱さがあると思います。
 たとえば、
  ・お金や名誉に対する執着が強く、人をだましたり、蹴落としたりしてしまう。
  ・アルコールや薬物におぼれてしまう。
  ・ギャンブル依存
  ・性的な誘惑に弱い。
  ・盗癖
  ・嘘をつく
  ・ねたむ

  そのほかにも
  ・運動が苦手
  ・整理整頓が苦手
  ・人付き合いが苦手
  ・各種の病気

 神様は、このようにすべての人に優れた部分と弱さを与えておられるのです。
 優れた部分だけの人はいないし、弱さしかないという人もいないのです。

 優れた部分については、それを用いて、他の人や神様に仕えることを神様は期待しておられるのだと思います。
 また、自分に弱い部分があるから、人の弱さを理解し、共感し、カバーし合うことができるようになるということを神様は期待しておられるのだと思います。

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