睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome, 略して SAS と言います。)とは、眠っている時に時々、数十秒程度の無呼吸が起こる病気です。
太っていたり、扁桃がはれていたりなどの要因で、気道(呼吸の際の空気の通り道)が狭くなっている場合に起こったりします。
眠っている時にいびきがひどいのが一つの症状です。
この病気(SAS) になると、夜、十分な睡眠がとれないために、昼間に眠くなりがちです。車の運転中などに、不意に睡魔が襲ってきて、事故につながることも時々あります。
また、夜十分眠れないと、心臓や自律神経系など全身に悪影響があり、高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病になりやすくなります。
疑わしい場合は、早めに検査を受けて、適切な対処をすることが望まれます。
検査には、簡易検査と精密検査があります。
簡易検査は、小さい機械を指先につけて、一晩眠っていただくことでできます。
簡易検査で、SAS が疑わしい場合は精密検査を行います。終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査と呼ばれるものです。睡眠と呼吸の質を詳しく調べるものです。
従来は、この精密検査(PSG 検査)は、入院しないとできませんでした。入院して検査を受けると費用は数万円かかります。
ですが、このたび、当クリニックでは在宅でこの検査が受けられるように態勢を整えました。在宅で、ふだんの生活の状態のままで、機械をつけて、一晩眠っていただくだけで検査ができます。費用は、入院して検査した場合の半額以下になります。
いびきや昼間の眠気などで、心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群については、こちらのサイトがわかりやすく、詳しくまとめてくださっています。
参考になさってください。
睡眠時無呼吸なおそう.com
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